Chief director belief理事長所信
2023年スローガン
「躍 進」~笑顔を創る組織 まちの発展へ~
はじめに
新型コロナウイルス感染症の蔓延により、私たちの生活に多大なる変化が生まれました。昔の当たり前だった生活を忘れ、新型コロナウイルスと共存する生活を送る日々が続いています。また、青年会議所の運動や活動にも変化があり、メンバー同士の絆が減少傾向になっています。私たちJCI泉佐野は新型コロナウイルス感染症の蔓延にも負けず結束し、私たちの愛するまちをより良くするための運動や活動に邁進する必要性があります。
私たちJCI泉佐野は昨年65周年を迎え中期ビジョンを発信しました。そして、今まさに70周年に向け躍進を遂げる年です。JCI泉佐野は組織力や会員拡大など年々進化を遂げています。また、理念教育であるJCプログラムなどを受講するメンバーも増えJC理念が浸透し強靭な組織に近づきつつあります。新型コロナウイルス感染症が蔓延する年でも成⾧しつづけ、現状のJCI泉佐野の組織の基礎は整ってきました。いまこそJCI泉佐野はさらなる躍進を果たす時です。そして、本年度は組織力強化、会員拡大を目ざましい勢いで成し遂げ、メンバー一人ひとりが多様な価値観を受け入れ個性を活かした組織づくりを確立させます。私たちJCI泉佐野がさらなる組織の躍進を目指すためには、まず、組織改革が必要不可欠です。私は組織について様々な取り組みを考え、新たなJCI泉佐野を創ります。
私たち青年会議所は理念である明るい豊かな社会の実現を目指す組織です。では、明るい豊かな社会とはどのようなイメージでしょうか。私は、まちの人々が笑顔に満ち溢れていることだと確信しています。まず、笑顔を創りだす取り組みに決意をもって断行し、そのために、まず、JCI泉佐野メンバー全員の笑顔を創りだす組織構築をおこないます。そして、メンバー全員が笑顔に満ち溢れ、まちをより良くするための運動や活動をおこないます。
JCI泉佐野がどうすれば、明るい豊かな社会の実現に近づけるのか。それはまちの人々の笑顔を増やすことです。私はまず、JCI泉佐野メンバー全員を笑顔にする仕組みを考え、メンバー全員が笑顔でまちのため運動や活動ができる環境創りに取り組みます。そして、私たちの笑顔を伝播させ、まちの人々を笑顔にすることにより明るい社会の実現へ近づくと確信しています。
まちに必要とされる組織構築を
JCI泉佐野の運動や活動において100%以上の力を発揮するためには、強固な組織づくりが非常に重要になります。2022年度まで受け継いできた運営の仕組みも非常に大事ですが、時代に即した視点を持ち、新型コロナウイルス感染拡大により青年会議所の歩んできたこの3年間で試行錯誤し学んだ最先端の知識・技術を駆使し、さらにブラッシュアップした運営をおこないます。そして、時代に取り残されない組織であり続けなければなりません。また、メンバー全員がJCI泉佐野の運営をもっと理解し運営に対し認知するための仕組みが必要であり、運営、運動、活動をもっと理解できる教育が必要不可欠ではないでしょうか。JC理念を学びメンバーの育成をおこない組織力を高め、まちの人々を笑顔にするための運動や活動を取り組む青年会議所でなければいけません。そのためには、一人ひとりがさらにJC理念を理解し、メンバーからの支持を得られるリーダーを目指す必要があります。
2020年2月頃から現在まで猛威をふるっている新型コロナウイルス感染症の蔓延により、急速なデジタル化が進みました。1つの会議を行うことが非常にスムーズになり便利な一方、メンバー同士の懇親の場が少なくなっており、対面での交流が叶わず、メンバー同士の絆が希薄になっていると感じることも事実です。地域の情勢を敏感に感じ取り、常に最善の選択をすることはもちろんのことですが、本年度は膝と膝を突き合わせメンバー同士の絆を深め、熱い意見を肌で感じる運営をおこないます。
私たちのまちの魅力を発信し愛される組織へ
JCI泉佐野の運動や活動を他の青年会議所、他団体、地域の市民の皆様に広く周知するためには広報活動は非常に重要なポジションを担うといっても過言ではありません。また、近年はSNSを多用できる環境が十分に整っており、誰もが使用している仕組みになっております。SNSを通じて全国の青年会議所メンバーにJCI泉佐野の運動や活動を発信し、全国にJCI泉佐野の認知度を広める事業を展開いたします。さらに、新たな青年会議所の魅力を発信できる仕組みを駆使し、我々の運動や活動に共感していただき、新たな青年との出会いを生みだす仕組みを構築します。私たちのまちをより良くするために一人でも多くのメンバーとの出会いの機会を広報活動によって創ります。SNSでの周知を可視化する機能として、投稿数、フォロワー数に関しては特に重要視します。そして、SNSによる発信の仕組みだけではなく、JCI泉佐野のホームページもさらにブラッシュアップし、対外にJCI泉佐野の魅力を発信いたします。
JCI泉佐野の運動や活動を発信するだけではなく、広報活動によって生まれるメンバー同士の絆を深める組織創りをおこないます。多くのメンバーが集まり笑顔を創る広報活動は組織力を高めるためには必要不可欠です。広報活動にしかできない組織創りの仕組みを築き、メンバー全員に青年会議所に対しての想いを創出します。また、全国の各地青年会議所と情報共有をおこない、さらに、より良い事業構築することも非常に重要なミッションになります。大阪、近畿、全国へと発信できる場所があれば積極的に活用し、地域に貢献できる団体を目指します。
子どもたちの未来を切り拓く力
時代の変化に伴い子どもたちの生活に変化が生まれつつあります。青年会議所として、子どもたちに何を伝えることができるのだろうか。また、どのような教育をおこなうことが適しているのか、今一度考える必要があります。そのなか、わんぱく相撲泉佐野場所では本年度JC理念を体現するわんぱく相撲を開催いたします。インターネットの普及によって感覚的に学びとる間接体験の機会が圧倒的に多くなった現代において、地域との繋がりが希薄化しています。また、大人から子どもへ礼節を伝える機会が減少していると感じ取れる時代、実物に実際に関わる直接体験の機会の提供に一層取り組んでいく必要があります。そして、子どもたちだけではなく、私たちJCI泉佐野メンバー全員もわんぱく相撲を通じてJC理念を学ぶことによってメンバー一人ひとりの成⾧に結びつけます。また、子どもたちに礼節だけではなくわんぱく相撲の理念を伝え学んでいただく必要があります。そして、わんぱく相撲開催にあたり参加者全員が初心に還り学ぶことが必要です。
現代社会において子どもたちに私たちのまちの魅力を知っていただきたい。わたしたちのまちにはたくさんの魅力があります。その魅力を学ぶ機会を創ることが子どもたちの今後の成⾧に結びつくのではないでしょうか。また、私たちのまちは商、工、農、漁業がそれぞれバランスよく栄えてきたまちです。いつものありふれた日常の中、生産者の気持ちやどのように作られているのか学ぶ必要があります。繰り返しになりますが、私の想いは青年会議所メンバーのみならず、地域に住み暮らす子どもたちがまちの魅力をたくさん学び、わたしたちのまちが素晴らしいまちだと感じてもらいたいことです。そして、もっと好きになって未来の泉佐野市、熊取町、田尻町の発展に結びつく青少年育成を実施します。
JC理念を体現することにより個性が発揮できる組織づくり
大阪ブロック協議会が掲げる理念共感拡大グランドデザインである「理念教育システムの再構築」、「行動化のための良質な情報の共有」、「多様性のある組織の確立」の3つの重点目標をとりおこない、退会者を生み出さない組織を創ることが現代の青年会議所に必要不可欠です。その中、JCI泉佐野は2023年度期首会員のうち50%以上が入会3年以内のメンバーになります。このような現状のもと、JC理念を学ぶ機会がないメンバーが多く、自らの言葉でJC理念を語ることができるようになり、自発的にJCⅠの運動や活動に意欲を持って参加することが肝要です。そして、JC理念の共感を拡大することで、退会者を生み出さない強靭な組織を築きます。また、参加が少ないメンバーを減少するために笑顔を創りだす組織構築をおこないます。さらに、現在JCI泉佐野のメンバーが、全国的に減少傾向にあり、参加率についてもメンバーが全員必ず運動や活動などに参加している状況にはありません。なぜ、JCⅠの活動に積極的ではないのか、なぜ、私たちの愛するまちをより良くするための例会に参加しなくなったのか。同じ青年会議所のメンバーなのに。会員拡大に取り組む事も必要ですが、メンバーの交流を深め全員が積極的にJCⅠの活動に参加できる体制を構築し、私たちのまちをより良くするためのメンバーが一人でも多く必要です。また、参加するにあたり悩むメンバーが一人でも少なくなるよう、メンバー間の連絡、交流を含め積極的なコミュニケーションを図り、誰もがいつでも気兼ねなくJCⅠの運動や活動に参加できる組織構築ができていなくてはいけません。そして、メンバー全員が様々なメンバーを受け入れられる組織創りをおこない笑顔溢れる組織を築きます。
多様な輝く個性を持つ人財を育成することにより、まちに必要とされる組織になることが必要不可欠です。多彩な教育システムを年間スケジュールで取り入れ、メンバー全員がJC理念を共感する必要があります。新入会員のメンバーも入会がゴールではなく、地域のオピニオンリーダーとして成⾧するために、入会してからの教育がなくてはなりません。そのためには、さまざまな教育システムを取り入れ、JC理念を共感することで輝く個性が発揮できる青年を一人でも多く育成することが必要です。そして、多くのオピニオンリーダーを創出し、より強靭な組織へ発展させます。
発掘されたまちの魅力による笑顔創るまちづくり
我々が住む、泉佐野市、熊取町、田尻町にはたくさんの魅力が溢れており,2019年に約830万人の外国人観光客を受け入れた関西国際空港や隣接する商業施設、地場産業があり日本屈指のタオルの産地、緑あふれる大自然に囲まれた山や大地、我々の食を支えてきた農業や漁業など様々な魅力が存在します。しかし、昨今の新型コロナウイルス感染症の蔓延により2020年からの3年間外国人観光客が日本を訪れることが困難となり、インバウンド需要が著しく減少し、そのため、我々のまちの魅力が蝕まれてきました。この窮地を脱却し、再び魅力あるまちを構築していくためには我々JCI泉佐野が率先してまちの魅力を発信することが必要不可欠です。そして、地域活性化の仕組みを創出しより良いまちを目指し運動や活動をおこないます。また、2025年に大阪・関西万博が開催されます。大阪開催に対し多くの人々が共感し、まち全体で協力推進する必要性があるのではないでしょうか。そのなかで、2025年に向けテーマ事業であるいのちの輝きプロジェクトについて、まちの人々に認知してもらう必要性があります。また、JCI泉佐野が率先して大阪・関西万博の開催テーマを発信し、多くの人々に共感していただき活気を創出します。そして、2025年大阪・関西万博の開催に向け多くの来場者が来るなかで、私たちのまちの魅力を発信し多くの来場者が寄っていただけるまちづくりをおこなう必要があります。
2030年をゴールとする持続可能な開発目標(SDGs)を発信する必要があります。現在では持続可能な開発目標(SDGs)を取り組む多くの企業が増えつつあるなか、認知していないまちの人々も多いのではないでしょうか。そのなか、JCI泉佐野はまちの多くの人々に持続可能な開発目標(SDGs)17の目標を再度発信し認知していただき持続可能な開発目標(SDGs)達成に向け取り組む必要性があります。一人でも多くの人に理解していただき一人でも多くの人に取り組んでいただくことによって、私たちが愛する泉佐野市、熊取町、田尻町がさらにまちの成⾧に結びつくのではないでしょうか。そして、明るい豊かな社会の実現にむけ誰一人取り残さない持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現を目指します。
地域の魅力として関西国際空港があります。先にも述べましたが、新型コロナウイルス感染症の蔓延から3年間外国人観光客は減少し、経済に大ダメージが生じました。そのなか、新型コロナウイルス感染症の終息は未だに見えていませんが共に生きていく力が身につくことにより、外国人観光客が増えつつあります。また、明るい兆しが見えつつあるなかで私たちは今一度まちの魅力を発信し外国人観光客に立ち寄っていただくための仕組みを考える必要があります。
組織の絆や魅力を発信し持続可能な会員拡大
新たな青年たちと出会い、発展と成⾧の機会を青年たちに提供することが青年会議所メンバーの使命です。そのために、多くの青年との出会いの機会を創らなくてはいけません。ただ出会うだけではなくメンバーや新たな青年が多くのことを学び笑顔になる機会を創出します。また、多くの企業や諸団体と協力しJCI泉佐野の魅力を一人でも多くの方に共感していただくことも大事ではないでしょうか。そのなか、社業や多彩な趣味をメンバーが共感でき全員が笑顔になる仕組みを考え、JCI泉佐野でしかできない取り組みをします。そして、新たな青年と想いを共感し発展と成⾧の機会を提供し、より強靭な組織になるための機会を創ります。
会員拡大は私たち青年会議所メンバー全員にとって永遠の課題であり使命です。私たちJCI泉佐野では近年様々な会員拡大の仕組みを実施することにより、メンバーは増加傾向にあります。そのなか、2022年にはJCI泉佐野の歴史を繋いで下さった多くの先輩が卒業されることにより、JCI泉佐野は期首会員が大幅に減少することになります。もっともJCI泉佐野は会員拡大の仕組みやメンバー一人ひとりの会員拡大に対する意識が向上しつつあります。さらに、組織力を高め新たな取り組みや仕組みを生みだします。そして、会員拡大を組織全員で取り組む強靭な組織になり、目覚ましい勢いでJCI泉佐野の成⾧を成し遂げます。
むすびに
私は、2014年にJCI泉佐野の先輩に誘われ入会しました。当初、JCIの運動や活動に対して、私は全く無知であり右も左もわからない状況が続き、2018年にはJCI泉佐野を退会することまで考えました。しかしながら、2018年に新たな出会いがあり、退会せず存続することになりました。
そして、2019年に会員開発委員会の委員⾧を仰せつかることになり、会員開発に対して真剣に取り組みたくさんの人との交流を深め、JCIの運動や活動に対する興味がだんだんと深くなってきました。そのなかで、多くのことを学び少しずつ私自身に変化が生まれ2020年には専務理事を担い発展と成⾧の機会を多くいただき、2021年は発展構築室担当副理事⾧を担いました。そして、その年に私が担当していた室の委員会がわんぱく相撲を担当していたので情報共有のため大阪ブロック協議会に初めて出向をしましたが私は大阪ブロック協議会が嫌いでした。中身をあまりわかっていなかったのに毛嫌いをしていました。出向し参加するなかで違う地域のメンバーと絆を深め様々な事業構築をおこなっていく内に、大阪ブロック協議会に対し少しずつ変化が生まれてきました。そして、1年間を通じてたくさんの仲間ができ私は大阪ブロック協議会で出向メンバーをもっと笑顔にできる、もっと人を巻き込み他の地域のメンバーと大阪にインパクトを与えることができると確信いたしました。また、会員拡大についてJCI泉佐野で学び自らの考え方で培った仕組みや取り組みについて、私の会員拡大の考え方をより大きなステージで挑戦したいと想うようになり、大阪ブロック協議会で様々なことに挑戦する覚悟を抱くとともに、私自身の新たなチャレンジとして2022年大阪ブロック協議会で委員⾧の職を仰せつかりました。大阪ブロック協議会では、委員会のメンバーのみならず、役員の方々など多くの素晴らしい方たちと出会い与えられた職務を実施するなか、多くの学びがあり、理念共感、会員拡大、新入会員セミナーなど多く学び、私自身JCのノウハウを多く身に付けることができました。そして、JCI日本公認トレーナーである理念共感プロモーターになる機会があり、さらに多くの事を学びました。今までの私は伝えてもらう立場でしたが、伝える立場になり多くのメンバーに発展と成⾧の機会を提供する立場になったのです。入会当初では考えられない成⾧をしたと自分自身感じ取れます。そして、2023年度公益社団法人泉佐野青年会議所理事⾧になり、私自身リーダー的な理事⾧になる考えを持っています。自ら先頭に立ちメンバー全員の熱意を引き出しあるべき方向に導く理事⾧になります。その中、新たなリーダーを創出する事も私の使命でもあります。また、先輩方に教わり学んだ伝統と知識を次世代に担うメンバーに想いを繋げると共に、青年会議所の原点の時代と現代の時代の組織構築を伝え継承します。そして、私たちJCI泉佐野は世界の繁栄と平和に寄与することを目的としています。メンバー全員がもう一度目的を認知し地域の人々を笑顔にするための想いを抱き、私たちの生まれ育ち、私たちが愛する泉佐野市、熊取町、田尻町がより良いまちになるように躍進的な事業構築をおこないます。JCI泉佐野のメンバー全員が輝く個性を発揮し英知と勇気と情熱をもってまちをより良くするための運動や活動を邁進し明るい社会の実現を目指します。