Chief director belief理事長所信
2025年スローガン
基本方針
1.地域に必要とされるしなやかなそしきづくり
2.多種多様な社会に対応し、喜びが芽吹くまちづくり
3.過去・現代・未来を紡ぎ持続可能なひとづくり
4.今の自分よりより良くなる未来(じぶん)づくり
はじめに
青年会議所は明るい豊かな社会の実現を理想とし、次代の担い手たる責任感をもった20歳から40歳までの青年にリーダーとなる機会を提供する団体です。そして自由経済体制の確立に伴う豊かな社会を創り出し、市民を先導することのできる組織とならなければなりません。
そして青年とは夢と理想を持ち、未来への強烈な情熱を社会へ向け、次代の担い手としての責任自覚し仲間と共に推進力に変え突き進むことのできるひとでならなければならないと考えます。青年はこの夢を実現するために同じ理想と使命感を持つ若者と集い、友情を深め、刺激を与え合い、まちに影響を与えなければいけません。
Be Better より良くなりましょう。国際青年会議所のコーポレートスローガンです。青年会議所に入会して何度もこの言葉に接してきました。
地域のことを話し合った時。事業の準備をしている時。成長の為にもがいている時。未来のことは誰もわかりませんが、未来が誰の手に委ねられているかは明確です。私たちの未来を明るく豊かにできるのは、私たち自身だけなのです。たとえ、一人ではできなくても、仲間がたった数人集まるだけで、未来はきっと変えられます。自らが変革の起点となり、輝きそしてどきどきわくわくする未来を共に作りましょう。
ひとは何かを始めるときにまずイメージを膨らませます。ダイエットをするならかっこいい体になった自分。ものを創るときにはその完成物。まちをよくするならば、より良くなった街の姿を。そして自分が想像できないものを創造することはできません。まずは想像しましょう。
巨人の肩に乗ろう
アイザック・ニュートンは手紙の中で、「私が遥かかなたを見渡せたのだとしたら、それはひとえに巨人の肩の上に乗っていたからです。(If I have seen further it is bystanding on the shoulders of Giants.)」と述べています。
この意味は「先人の積み重ねた発見(成果)に基づいて、つぎの新しい発見を行う事」とされています。新たな成果は、過去の成果や知識の上で生まれるという考え方とも言えます。泉佐野青年会議所には1957年より積み上げてきた成果や経験があります。この成果や経験に基づいて、よりよい未来を作りたいと思い本年度のスローガンにさせていただきました。
そして青年会議所では毎年様々な役職を経験することが出来ます。その中には普段自身が経験しないことも多くあるでしょう。これらの諸先輩方の作り上げてきた発見や毎年そこにある役職、または青年会議所そのものを巨人と考えましょう。自分たちが普段生活しているときには接しないものに接した時、我々は巨人の肩に乗っているということになります。その巨人の方から見える高さは普段の自分の目線より高いものになるでしょう。本年は巨人という機会にどんどん飛び乗っていきましょう。遥か高いところから見渡す景色はきっと私たちのイメージを高めてくれます。
そしき
まずはそしきとして青年会議所はどう捉えていくべきでしょうか。我々泉佐野青年会議所の正会員数は60名前後です。そして今後3年の内に20名の卒業が確定しています。会員拡大をせずにこのような状況が続けばいずれ消滅する可能性も否定できません。しかし、ただ会員拡大を続けていくだけでは、公益社団法人として自律し安定的且つ持続可能な運営はできません。我々に必要なのは、会員拡大の先にあるメンバーの成長であります。自分たちの団体が唯一無二の公益法人として責任を果たし進化を続け「理解」と「進化」を求め続ける必要があります。
青年会議所という組織は、明るい豊かなまちづくりを目的とし、「奉仕」「修練」「友情」の三信条を基に運動を行います。地域にある諸問題を提起し解決する「奉仕」、その問題に努力して取り組む「修練」、お互いを助け合い最後までやりぬく「友情」を通じてメンバーを成長させ、地域のあらゆる分野で活躍できる人材を育成していくことができる組織です。
我々は青年会議所会員としての目的と三信条を再確認し各々が深め合うことでメンバー一人ひとりを成長させ、より魅力的な運動や情報を発信がすることで地域住民や企業や諸団体からの信頼に繋げ、さらには新たな人材の発掘、地域で活躍する人材の輩出という好循環を創出し、我われが愛してやまないこの地域を明るい豊かなまちの発展へと導く組織運営を確立してまいります。
まち
我々が活動するこの地域には日本を代表する関西国際空港があります。また、大型商業施設、各種医療福祉施設、教育施設、鉄道や道路などのインフラ、宿泊施設も整備され、犬鳴山温泉郷などの観光資源、漁業や農業などの豊富な食資源、そして繊維業を代表とする様々な地場産業資源が存在します。これらの素晴らしい資源が揃った地域を世界の人たちに知ってもらい魅力を感じてもらうためには、地域住民一人ひとりが世界の人たちを心から受け入れ、そして歓迎する「思考」と「行動」の革新が必要です。我々はこの地域が世界から愛され、魅力を感じてもらえる、住民主導による国際都市へと革新する運動を展開してまいります。
生活環境の変化に伴う地域コミュニティーの希薄化は、有事の際に地域や行政との連携活動に問題を生じさせるだけでなく、まちを衰退させる大きな要因となります。住民同士が声を掛け合い助け合う。この当たり前の事が今後できなくなり、まちの活気が失われる前に、地域住民一人ひとりが繋がり支え合う「思考」と「行動」の革新が必要です。我々は地域の誰もが安心して暮らし、活気ある魅力的なまちが続く、住民主導による地域コミュニティーの構築を図る運動を発信してまいります。さらに近年増え続けている大規模災害にも備えていく必要があります。泉佐野青年会議所では泉佐野市、熊取町、田尻町すべてのまちと深くかかわり備えていく責任があります。
ひと
目まぐるしく変化する現代社会において、利己的な振る舞いや、他人への思いやりに欠ける言動が引き金となる暗いニュースが多いこの時代に、地域のリーダーとして我々は率先して利他の精神を持ち、地域や人を思いやる心を地域住民に伝播していく必要があります。地域との繋がり、人との繋がりを感じてもらい、住民一人ひとりが社会の発展に寄与していくひとづくり事業を通じ運動を展開してまいります。
我々の活動エリアには日本を代表する関西国際空港がありますが、まだまだその可能性を活かしきれているとは言えません。我々はJAYCEEとしての国際的な責任を自覚し、国や民族、宗教、文化、歴史の違いを学び、そして理解し、オピニオンリーダーとして、地域住民を国際社会の一員へと導く運動を発信してまいります。
少子化の進行に伴い、地域社会では子どもと関わっていく機会が減少しています。我々親世代は未来を担う子ども達に対し、地域が一丸となって人としての在り方を教え、日本人としての誇りを育む健全育成に積極的に携わっていかなくてはなりません。そのためには地域社会で培われてきた様々な知識や経験を、子ども達に伝える人材を育成し、そして、その子ども達が成長し次世代を育成するという循環を築き持続可能なひとづくり事業を通じ運動を展開してまいります。
未来へ
自分たちの未来を想像できたでしょうか。自分自身がより良くならない限り変化は訪れません。そして我々が所属するこの青年会議所を持続可能なものにしていくのは他でもない我々自身です。まちにおいても同じです。この地域をより良くしていくのはそこに住み暮らす我々です。自分一人の一歩を小さなものと諦めないでください。すべてはそこから始まることを知ってください。誰もが手を差し伸べ常に助けてくれる時代は終わりました。まずこちらから手を伸ばしましょう。そして掴みましょう。我々は一人ではありません。この青年会議所という一つの巨人で動きます。一人で想像したものよりはるかに強い創造物をもって築きあげましょう。自分自身とそしきとまちの幸せと未来を。
現状維持はとても居心地がいいものですが、成長はありません。
そこに危機感を持ち
心地良い今より飛び出して
より良くなりましょう